分岐水栓【CB-S268A6】DIYでの取り付け方を詳しくご説明

キスジ

こんにちは!
キスジカンテンです(^^)

賃貸物件にパナソニックのプチ食洗器を導入しましたので,その時に必要な分岐水栓の取り付けについてご説明します。

この記事がオススメな方
  • 賃貸に食洗機を導入したい
  • 分岐水栓を自分で取り付けたい
  • 取り付ける手順や工具を知りたい

自動給水にする場合は水道に分岐水栓を追加する必要があり,取付工事が必要になります。

今回はこの取付工事を自分でやりましたので,そのやり方や必要な準備等をご紹介します(^^)

まとめ
  • 設置は自己責任
  • 工具はワイドモンキーレンチ2本
  • 設置の所要時間は多くて2時間程度

各部品にはちゃんと設置方法等の説明書が付属されていますので,それを見ながらであれば設置することは難しくありません。

ぜひ最後までご覧いただき,参考になれば嬉しいです!よろしくお願いします(^^)

目次

自動給水のメリット

タンク式の場合は使用するたびに5~6Lの水を都度タンクに入れる必要があるため,食洗機を導入する目的次第ではタンク式でも良いと思います。

しかし我が家は「可能な限り食器洗いの時間を短くしたい」と思い自動給水にしました。

色々な食洗機を検討し,最終的に我が家はパナソニックのプチ食洗機を選びました!

詳細は下記記事にまとめておりますので,もしご興味があればご覧いただけると嬉しいです(^^)

設置は自己責任

工事を依頼する場合は5000円程度費用が掛かる場合もありますが,取付工賃無料の量販店もあります。

自分でつけることが難しい方は業者さんにお願いした方が良いです。

キスジ

僕は自分でやれば退去の時もわざわざ業者さん呼ぶ必要ないのが良いと思って,自分でやっちゃいました!

取付作業の概要

食洗機を決めた後の流れは下記となります。

  1. 適合する分岐水栓を準備
  2. 工具,備品を準備
  3. 家の上水道を停止
  4. 水道を取り外し
  5. 分岐水栓を取り付け
  6. 食洗機を取り付け
  7. 各部位を本締め
  8. 水漏れがないことを確認
  9. 動作確認

1と2は取付の準備で,準備ができたら3以降に移ります。

取付作業の準備

1. 適合する分岐水栓を準備

水道には様々な種類がありますが,それぞれの水道に適した分岐水栓があります。

水道の型番はそれぞれの水道の根本等にステッカーで貼ってあることが多い

我が家の場合は水道の側面にステッカーが貼ってあり,KVKというメーカーの『KM300A』という機種だということが分かりました!

水道 型番

水道の型番が分かれば,次に適合する分岐水栓を探します。

分岐水栓はパナソニック「分岐水栓ガイド」のHPで探すことができます!

上記のHPで分岐水栓を検索したところ,『CB-S268A6』という分岐水栓が適合するとわかりました!

分岐水栓はネット通販にもある!

お店に行くよりも通販で探す方が楽だと思います(^^)

キスジ

我が家の分岐水栓も楽天で出品されていたので,楽天で購入しました(^^)

2. 工具や備品を準備

分岐水栓を取り付けるためには工具が必要になります。

我が家の分岐水栓『CB-S268A6』の場合はナットの径が最大31mmでしたので,口幅38mmと口幅30mmのモンキーレンチを準備して取り付けることができました。

取り付ける際にもう一か所掴む場所は30mm以下のため,口幅30mmのモンキーで対応できます(^^)

ただしモンキーレンチ2本を購入するのに3000円弱くらいはするので,ここでしか使わないのであれば取付工事をお願いしても良さそうです。

僕はDIYもやりますし,賃貸ですので永住する気はないため,退去するときにも自分で原状復帰できる方が業者さんを呼ぶ手間もないし安いと思い,モンキーレンチを購入しました(^^)

耐震対策も重要

食洗機の置き場所によっては耐震対策は施した方が良いです。

僕はカウンターの上に置くため,耐震対策として下記のガムロックを購入しました。

メーカーによると震度7まで耐えられる性能があるとのことで,壁等に穴をあける必要がなく貼るだけなので賃貸物件との相性が良さそうです!

実際に設置後に貼ってみたのですが,食洗機を手で揺らそうとしても全然動きませんでした(^^)

取付作業の流れ

上記の準備が終わり,備品が揃ったらいよいよ取り付けていきます(^^)

購入した分岐水栓には取付方ガイドが付属しておりますので、それに則って取付していきます。

ちなみに『CB-S268A6』の分岐水栓を取り付け前後は下記のようになっており,分岐水栓を追加すると水道が約48mm手前に出ます。

食洗機などは重いので,できれば2人で作業を行った方が安全です!

では手順に沿って取付方法を説明します。

3. 家の上水道を停止

分岐水栓を取り付ける前に上水道を止める必要があり,「止水栓」を止めます。

止水栓の場所は賃貸の場合はその物件によるのですが、基本的には下記の2か所多いようです。

  1. 玄関の前のメーターボックス内にガスメーターと共に設置されている。
  2. 階段の下や駐車場などに、その物件の世帯数分まとめて設置してある。また、その場合はテープ等に部屋番号が書かれていることが多い。
キスジ

我が家の場合は,駐車場に全世帯分が設置されていました(^^)

下の写真の青い蓋に量水器と記載してあります。

この蓋を開けると止水栓は量水器と共に設置してあり、下の写真の右の青いバルブです。

このバルブを時計回りに回すと水の供給が止まります。

自室の部屋番号であることを確認し、止水栓を止めて蛇口をひねっても水が出ないコトを必ず確認してから次の手順に進みましょう!

この時も二人作業であれば、通話しながら一人は止水栓を止め、もう一人は部屋で水が止まったかを確認する等分担して効率的に作業ができます(^^)

4. 水道を取り外し

水の供給が止まっていることを確認しましたら、現在ついている水道を取り外します。

  1. 緩めるときは時計回り
  2. もしナットが固着しているときは,本体側もモンキーで固定する
  3. 本体を外すとパッキンが挟まっているので,これも取り外す

下の写真の矢印のナットを左右とも緩めますと水道は外れます。

取り外すナット

緩めるときは前から見て時計回りに緩めます。

長年経っているとナットが固着して堅い場合もあると思いますが,そういう時は本体側もモンキーで掴んで緩めてあげましょう。

緩めるナットだけ掴んで無理に回すと,他の場所に負荷がかかって壊れる可能性があります。

固くて回らない時!

固着しているときにはグーっと力を入れ続けるのではなく,瞬間的に衝撃力を入れることで外れやすくなります。

掴んでいるモンキーをハンマー等で”コンコン”叩いてあげると緩みやすいです(^^)

本体を外した際に接合部にパッキンが挟まっているので,パッキンも取り外します。

分岐水栓を取り付けるときは新品のパッキンも付属してくるので不要かもしれませんが,僕は原状復帰の時にまた挟む用に取って置いています。

本体が外れる

5. 分岐水栓を取り付け

本体が外れましたら,分岐水栓を取り付けます。

  1. 食洗機に繋ぐ側の分岐配管を給水・給湯どちらかに繋ぐ
  2. 各接合部には必ずパッキンが挟まっていることを確認する
  3. ナットはここでは手締め

分岐水栓を取り付けていきますが,必ずパッキンが挟まっていることを確認しましょう!

食洗機に供給するための分岐水栓はレイアウトの問題もありますが,僕は給湯側に設置しました。

分岐水栓は給水と給湯どちらが良い?

僕が設置したパナソニックのプチ食洗機は室温や給水温度によって消費電力等が変わるようで,共に高い方が消費電力は少ないとのこと。

洗浄時に食洗機内で水温を上げているため,もともとの水温が高い方がエネルギーは小さくて済みます。

食洗機を使う時にわざわざガスをつけないとしても,お風呂中に使う時は食洗機側にもお湯が供給されてエコになると思い給湯側につけました(^^)

ナットはまだ手締め!

ここでつけるときはナットはまだ本締めせず,まだ手締めで良いです。

  • これから食洗機の配管を調整するため,向きが変わる
  • 先に締め付けると各部品の付き方でゆがみが大きくなって,ちゃんとつかなくなる可能性がある
  • 全体のレイアウトが決まってから本締めをする

6. 食洗機を取り付け

分岐水栓は上記の状態のままでも問題ないので,続いて食洗機を取り付けます。

  1. 食洗機を設置する
  2. 給水・排水のホースレイアウトを決める
  3. 分岐水栓の給水弁の位置を決める

パナソニックのプチ食洗機の給水・排水ホースは食洗機の中にテープで固定されていました。

食洗機も取扱説明書に取付方法が記載してありますので,それを参考に設置していきます。

食洗機の置き場とホースレイアウトが決まったら,給水弁を固定します。

分岐水栓の給水弁は開閉でき,食洗機を使っていない間は水漏れ防止のため閉めておくことが推奨されています。(洗濯機と一緒)

この給水弁を開閉しやすい位置にして,本締めします。

他の部位はまだ手締めで良いですが,給水弁は位置が決まれば本締めしてしまって良いです。

7. 各部位を本締め

給水弁の位置が決まったらそれぞれの位置を合わせたうえで固定していきます。

  1. それぞれの結合部にパッキンが入っていることを必ず確認
  2. まずすべての部品を手締めで仮組する
  3. 順番に本締めする
  4. 本締めはフルパワーでガチガチに締めてはいけない

まずはしつこいようですが,各結合部にパッキンが入っていることは必ず確認して組みましょう。

このパッキンが水漏れを防いでくれます。その上ですべての部品を手締めで組み上げていきます。

本締めは下の写真の①⇒④⇒③⇒②のようにクロスしながら,2~3回に分けて締めていきます

このようにクロスして締めることでゆがみが少なく適切に設置することができます。(車のタイヤ交換と一緒)

フルパワーで締めてはいけない

ここで一番気を付けなければいけないことが,締めるときにフルパワーで突き当たるまでガチガチに締めてはいけません。

フルパワーで締めるとパッキンが変形し,最悪の場合は千切れてしまいます。

締めすぎは逆に水漏れの原因となりますので,手首の力で締めた後に,ちょこっと増し締めする程度で大丈夫です。

8. 水漏れがないことを確認

本締めが終わりましたら止水栓を開けて,各結合部から水漏れがないことを確認します。

この時は再度通話等しつつ開けに行く人と,水漏れ確認する人で役割分担をした方が良いです。万が一に漏れていた時,水浸しになってしまうことを防げます。

9. 動作確認

水漏れがないことを確認出来たら,あとは食洗機を試運転させて終了です!

我が家の設置完了後はこんな感じになりました!

食洗機の足元と左上に耐震対策としてガムロックをつけています

キスジ

試運転が問題なく終われば,今日から食洗機ライフの始まりです♪

所要時間

分岐水栓の取り付けにかかった時間は,合計で多く見て3時間程度です

  • 3~8の取付作業:1時間半~2時間
  • 9の動作確認:1時間

まとめ

以上が分岐水栓の取り付け方の説明になります。

まとめ
  • 設置は自己責任
  • 工具はワイドモンキーレンチ2本
  • 設置の所要時間は多くて2時間程度

各部品にはちゃんと設置方法等の説明書が付属されていますので,それを見ながらであれば設置することは難しくありません。

もし不明点などがあればコメントに残していただけると力になれるかもしれませんので,ぜひお尋ねください。

この記事を参考に万が一食洗機や水道が破損した場合も責任は取れません。あくまで自己責任で設置は行ってください。

キスジ

以上、参考になれば嬉しいです(^^)

この部分がもっと知りたい・この部分がわかりやすかった等,ご意見/ご質問/感想などがあれば気軽にコメント残していただけると嬉しいです。

ありがとうございました🌴

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